ステップ2
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ステップ2では駒の種類は全部で8種類あります。それぞれの特徴や動きを説明していきたいと思います。図面のオレンジ色のマス目は、その駒が動けるマス目です。

<王将(おうしょう)・玉将(ぎょくしょう)>

 王将、玉将は名前が少し違いますが全く同じ駒です。
普段は略して王(おう)、玉(ぎょく)と呼びます。
将棋のゲームの中で一番大事な駒で、将棋盤の上に
いる「自分の分身」と考えてもいいと思います。
この王将(玉将)が詰まされたら負けになってしまいます。
 王将(玉将)の動き方は、王将のいるマス目の周辺の
マス目1マスに動く事が可能です。

<飛車(ひしゃ)>

 普段は飛(ひ)と略して呼びます。
 動き方は飛車のいるマス目から前後左右、盤上の隅まで動く事ができます。ただし進路上に相手の駒や味方の駒がある場合は飛び越えて進むことができません。

<角行(かくぎょう)>

 普段は角(かく)と略して呼びます。
 動き方は角行のいるマス目から右上・右下・左上・左下
のナナメ方向に盤の隅まで動く事ができます。ただし飛車
と同じで、進路上に相手や味方の駒があったら飛び越えて
進むことができません。
 なお、飛車と角行は「大駒(おおごま)」とも呼ばれます。

<金将(きんしょう)>

 普段は金(きん)と略して呼びます。
 動き方は王将と似ていて、金のいるマス目の周辺1マスに動く事ができます。ただし、右ナナメ後ろ、左ナナメ後ろには動くことができません。

<銀将(ぎんしょう)>

 普段は銀(ぎん)と略して呼びます。
 動き方は銀のいるマス目から正面とナナメ方向に
1マス動く事ができます。真横と真後ろには動く事
ができません。

<桂馬(けいま)>

 普段は桂(けい)事をと呼びます。たまに桂馬の事を
馬(うま)と呼ぶ人がいますが、これは間違いですのでご注意を。
 動き方は非常に特殊です。桂馬のいるマス目から1マス離れた左右のマス目に動きます。
別の例えをすると、桂馬がいるマス目から正面のマス目をジャンプ台にして右か左のマス目に着地する感じです。
また桂馬だけは間に相手の駒や味方の駒があっても
飛び越えることができます。ただし後ろへは戻れません。

<香車(きょうしゃ)>

 普段は香(きょう)と略して呼びます。
 動き方は香車のいるマス目から正面前方に一直線に
進めます。ただし飛車、角行と同じで、進路上に相手
の駒や味方の駒がある場合は飛び越えて進む事が
できません。
また後ろへ戻る事もできません。

<歩兵(ふひょう)>

 普段は歩(ふ)と略して呼びます。
 動き方は、歩のいるマス目から正面に1マスだけ進めます。また後ろへ戻る事もできません。
 なお、金将・銀将・桂馬・香車・歩兵は「小駒」とも呼ばれます。

成り駒

 ここまで8種類の駒を紹介しました。しかし王将と金将以外の6種類の駒は
「成る(なる)」という事ができます。「成る」というのは言い方を変えると、
出世する、という感じです。成る時は駒を裏にします。
 では「いつ成れるのか?」を説明します。
下の赤、白、青で書かれた図面を見てください。
◎自分の駒が相手の陣地の3段目以内(赤く塗られた部分)に入ったり、
3段目以内にいる自分の駒が動くと成る事ができます。
●相手の駒が自分の陣地の3段目以内(青く塗られた部分)に入ったり、
3段目以内にいる相手の駒が動くと成ることができます。
 「成る」に関しては後で詳しく説明します。

<竜王・龍王(りゅうおう)>

 普段は竜(りゅう)または龍(りゅう)と略して呼びます。
竜王は飛車が成った駒です。
 動き方は飛車の動きプラスナナメ方向に1マス動く事が
できます。

<竜馬・龍馬(りゅうま・またはりゅうめ)>

 普段は馬(うま)と略して呼びます。
竜馬は角行が成った駒です。
 動き方は角の動きプラス前後左右に1マス動く事ができます。

<成銀(なりぎん)>

 成銀は特に略して呼ぶことはありません。
成銀は銀将が成った駒です。
 動き方は金将とまったく同じですが、成った場合は
銀将の動きはできなくなります。

<成桂(なりけい)>

 成桂は特に略して呼ぶことはありません。
成桂は桂馬が成った駒です。
 動き方は金将とまったく同じですが、成った場合は桂馬の動きはできなくなります。

<成香(なりきょう)>

 成香は特に略して呼ぶことはありません。
成香は香車が成った駒です。
 動き方は金将とまったく同じですが、成った場合は
香車の動きはできなくなります。

<と金(ときん)>

 と金は略して「と」と呼ぶことがあります。
と金は歩が成った駒です。
 動き方は金将とまったく同じです。

駒の種類と動きは覚えましたか?動きが似ているものもあるので
最初は間違うことがあるかもしれません。
しかし将棋の強い人でも、覚えたばかりの頃は間違うことはよくありました。焦らずに段々に慣れていきましょう。
ステップ3で将棋のルールを覚えましょう♪

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